レトロフリーク製造メーカーのサイバーガジェットが書類送検、セーブデータ改造ソフト販売で

古いゲームカートリッジが遊べる総合エミュレーターハード「レトロフリーク」を販売しているサイバーガジェットと同社の代表取締役社長がこのたび書類送検された。不正競争防止法でゲームのデータが保護の対象になって以降、法人の摘発は全国初。

容疑はセーブデータを改造するツール「CYBER ゲームエディター」の販売に絡むもの としている。今回はエミュレーター機器の「レトロフリーク」の販売が原因ではなかったことで、これからエミュレーターハードを買おうと思っていた消費者はホッとしたことだろう。

「CYBER ゲームエディター」は2019年6月10日に販売が終了しているものの、2018年12月から2019年5月の間に、購入者に対してツールを使用することによって改ざんしたゲームソフトのセーブデータを提供したことによって不正競争防止法違反の疑いが持たれている。

対象となった「CYBER セーブエディター」は、さまざまな家庭用ゲーム機向けに発売されており、PS4用も存在していた。商品概要は以下のとおり

【パソコンを使ってゲーム上の所持金やステータス等をスゴイ状態にできる】
PS4用ゲームの所持金を大量に増やしたり、RPGのキャラクターのレベルを最大にしたりなど、攻略に役立つさまざまな効果 (パッチコード) をセーブデータに反映することができる。
あらかじめPS4用人気ゲームのパッチコードが約80タイトル以上収録されており、さらに最新作のコードも定期的に無料で配信される。
また、パッチコードは自分で追加登録することもできる。
(Amazon.co.jpから引用)

セーブデータを改変することを目的としたソフトウェアということであるが、昔からゲームを改造するソフトウェアは存在していた。しかし、近年オンラインゲームのシェアが増えてきたことによって、データの改変を不正競争行為として見做される傾向になってきたのだと思われる。

ゲームを進めるためには時間をかけてレベルを上げたりゲーム内マネーを貯めたりするのだが、課金要素が強いオンラインゲームの場合、簡単に強い武器を手に入れられたりゲーム内マネーを増やされてしまってはゲーム内のバランスが崩れてしまい、正規ゲーマー離れを引き起こしかねない。

また、課金をすることで収益事業を行っているゲームソフト会社にとっても、違法ソフトでデータを改ざんされる業者がでてきてしまっては資金の調達を妨害されているという状態である。

オンラインゲームだから違法なのか課金ゲームだから違法なのかと言えばそうでもなく、ニンテンドー3DS向けソフト『ポケットモンスターウルトラサン』『モンスターハンター4G』のデータを改造しネットで販売していたとして、不正競争防止法違反にて逮捕されていたことも付け加えておきたい。